北海水産３０周年のご挨拶

創業３０周年を迎えるにあたり、長きにわたる皆様のご支援に心より感謝申し上げます。

３０年前、私は妻と共に北海水産を立ち上げました。その１年前に、日本のアジ専門の水産加工会社で１年間インターンシップとして働きましたが、その時の経験が、伝統的な日本食をヨーロッパの人にも知ってもらいたいという私の情熱に火を点け、今に至ります。

この３０年間、多くのお客様からのご支援を頂き、私たちは、現在ヨーロッパにお住まいの8,000以上のご家族へ、６０種類以上の伝統的な日本のお魚をご提供するまでに成長することができました。

しかし、私たちの旅はここで終わりではありません。私たちは、日本の伝統的な食文化を守りながら、進化するお客様のニーズに応えるための新しい方法を常に探求していきます。食は異なる文化を持つ人々をつなぐ架け橋であることを信じ、食を通じて文化交流と異文化理解を促進していきたいと考えています。

この旅の一環として、日本政府から日本食の親善大使に任命されたことを深く光栄に思うと同時に、身の引き締まる思いです。日本の豊かで多様な食文化の普及に携われることは、本当に名誉なことです。 これからも、信頼できる日本の生産者や地元の業者と協力し、食という世界共通の言語を通して文化交流をさらに深めていきたいと思います。

多くの方と一緒に仕事をする中でこのような機会を頂けたことに感謝すると共に、これからも最高の日本食（日本のお魚）を作り、皆様にお届けしたいと思います。

マリナス　ノーデンボス