フレッシュフローズン
北海水産では、瞬間冷凍した新鮮な魚(勝手に「フレッシュフローズン」と命名しました)を取り扱っています。お客様から、よく「フレッシュフローズン」の魚を使用するのはなぜかと聞かれます。
北海水産のお魚スペシャリストDave が説明します。
「フレッシュフローズン」とは?
私たちは、新鮮な魚を瞬間冷凍することを(勝手に)「フレッシュフローズン」と呼んでいます。例えば、水揚げされたばかりのサバを1時間に2㎝という速さで冷凍すると、たった3時間ほどでサバは冷凍されます。
この作業は、船上で行われます。
なぜ「フレッシュフローズン」された魚を使うのか?
お客様に、最高の状態でお魚をお届けするためです。新鮮な魚を瞬間冷凍することで、魚の細胞の構造を壊すことなく冷凍することが出来ます。その結果、解凍時ドリップがほとんど出ない状態で解凍が出来、冷凍庫から取り出したにもかかわらず、まるで獲れたての魚を食べるような味を楽しむことが出来ます。
ほかにどんな利点があるか?
魚には「旬」があります。例えば、産卵後すぐの魚はあまり脂がのっておらず、味もあまりありませんが、その後、力を取り戻すためにたくさん食べるようになります。
特に夏は海がプランクトンでいっぱいになるので、お魚にとっては「食欲の夏」です。
秋になると海水が冷たくなり、お魚は脂がのって身が引き締まってきます。
その一番おいしい旬の魚を、フレッシュフローズンによって、1年中食することが可能になりました。
また、繁殖を続ける機会を魚に与えることはエコロジカルな利点であると言えます。
IJmuidenの北海水産工場での加工について
私たちは、オランダはもちろんヨーロッパの色々な国と地域に日本の食文化を広めたいと思っています。そのため、私たちは本格的な製法で魚を加工しています。フレッシュフローズンの大きな利点は、原料を加工した後、品質を損なうことなく加工した魚を再び冷凍することが出来る点です。
例えば、サバの味噌漬け。フレッシュフローズンされたノルウェー産のサバを解凍し、北海水産の工場で伝統的な方法で加工します。
出来上がった味噌漬けは、専用の冷凍庫で(適度に風を送りながら)瞬間冷凍します。こうすることでアジや品質を損なうことなく冷凍が出来ます。
輸送中の冷凍状態について
北海水産がご提供する魚は、すべて冷凍の状態のお届けとなります。ご注文の多くは、弊社スタッフが冷凍輸送専用の車でお届けしております。宅配便でお届けする場合は、冷凍・冷蔵車がないので、箱の中にドライアイスをお入れすることで冷凍状態を保っています。
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